刀鰻
冬の鰻、その芳醇な脂を愉しむ。
2024-01-18 / TABLE

冬の鰻、その芳醇な脂を愉しむ。

BY 刀鰻編集部

土用の丑の日が有名なため、鰻は夏の食べ物という印象が強い。しかし実際には、冬眠前に脂をたっぷりと蓄えた冬の鰻こそが、最も旨い。

十月から十二月にかけて、鰻は越冬の準備として豊富な餌を食べ、体内に脂肪を蓄える。この時期の鰻は身がぷっくりと丸みを帯び、焼いた時の香りも格別だ。

冬眠を前にした鰻の脂は、一年で最も深みを増す。その豊かさを逃す手はない。

自宅で最高の一杯を楽しむためのポイントをお伝えしよう。まず、鰻を湯煎で温めた後、グリルで表面を軽く炙る。焦がさないよう注意しながら、表面がわずかにカリッとするまで。この一手間が、炭火の香りを蘇らせる。

熱々の白米の上にのせ、刀鰻の秘伝タレをひと垂らし。仕上げに実山椒を少量。冬の夜、熱燗と共に楽しむ鰻重は、この上ない贅沢である。

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